住宅業界のあまりにもずさんさにはビックリです。
まさかお役所が、違法建築を容認しているとは。
それは、このブログに数回書かせて頂いた防火認定
の件です。クアトロ断熱のような特殊な工法は
公的期間で特殊な防火試験が必要です。
その防火試験は、材料単体ではなく、内壁から外壁
をひとつとして扱われます。
だから、試験で使用した以外の材料を組み合わせると
違法となります。我々の場合は、内部に漆喰、プラスター
ボード、セルローズファイバー、モイス、EPSボード
外部漆喰という組合せ以外は、適合しません。
しかし、お役所はモイスというメーカー品を貼れば
なんでも通してしまうのです。こうした間違いに
弁護士を通じて役所に質問を出すと、いとも簡単に
私の工法以外は、違法ですとの解答です。
ということは、今までは違法建築でも確認申請を
おろしていたということです。あまりにもひどすぎです。
火事になる可能性のある家を住宅が密集する市街化地域
で容認していたということです。もし、火災が起きて
死者とか出たら誰が責任を負うのかと思うと憤慨です。
今回は、ひとつの県だけへの抗議でしたが、現在
全都道府県に向けて抗議文を作成中です。
こうすることで、クアトロ、トリプル、ダブルの類似品
の取り締まりも出来、ユーザーが偽物を掴むことは
無くなるという利点もあります。
人命に関わる違法建築がまかり通る業界にメスです。