私が工務店を経営していた頃は、とにかく
販売価格を安価にすることに重点を置いて
いました。もちろん、性能は下げずにです。
しかし、販売価格を下げる訳ですから一棟
当たりの利益は当然ながら減ります。
しかし、年間の会社の利益が減るのかと言えば
逆の現象が起きるのです。なぜなら、棟数が自然と
増えることで、利益率は悪くなっても総利益は増える
からです。また薄利でも経営が出来るように、完璧な
マニュアルを作成し無駄を極力省いた経営を志し
ていたことも高収益の原因でした。
しかし、経営能力のない経営者は、目先の利益に
走り、年間で赤字を出すという無能な経営を繰り返し
ています。長い目で見て安定した収益が出せるそんな
企業作りであり戦略が必要だと思うのです。