気づきに感謝

先日、塗装工事屋さんの二代目である後輩が久しぶりに

報告があると私を訪ねてきてくれました。

報告とは、今、彼がやっているビジネスモデルについてでした。

彼の先代の時代は、建築屋さんの下請けが主で、あまりにも元請けが

理不尽であったことから、脱下請けの挑み経営が順調になったとのこと

でした。詳しく話を聞くと、チラシなどで外壁の塗り替えをユーザーから

直接受けているとのことでした。で、ユーザーの信頼を得る為に、職人教育

に力を入れそれらが受け入れられたのことでした。また、ユーザーを会員と

したことで、数年ごとに点検を行うサービスも取り入れたことにより、

5年~10年ごとに、塗装の工事がリピート出来るというビジネスモデルという

ことも安定経営が出来ることも力説でした。

そうした話を聞いた私は、そのビジネスは、あまり関心しないことを伝えました。

なぜなら、数年に一回の塗り替えは、業者にとっては良いことかもしれませんが

ユーザーにとっては、不利なことです。私なら、リピートがないユーザーにとって

最も良い方法をやると伝え、実際に劣化しない商品や工法も指導したところ

最初は戸惑っていましたが、時間がたつにつれ自分の考えの甘さ、安易に

金儲けに走ったことを反省したと言ってくれました。

社員や職人の教育も挨拶だけでなく、ユーザー側に立った本質を

追求した指導をしていきたいという言葉ももらえました。

ただ単に金を儲けるのではなく、相手側の本当の幸せを追求する

彼のような仲間が増えてくれたことは嬉しい限りです。

今後は、真っ向勝負でも、稼げるということを証明してほしいものです。

気づいてくれたことに感謝した久ぶりにの再会だったのです。