「クアトロ断熱」の防火認定の合格には
かなり大変な歴史があります。
最初に認定を合格したのは、かれこれ20年前です。
当時は中小で合格をしているのは皆無でした。
だから、情報も乏しい時代でした。
そんな時にある方の紹介で一緒に取ろうと持ちかけ
られ、実際にかかった費用の数千万以上も騙し取られました。
ただ認定は取得できたことで満足でした。
認定を受けたことで、以前経営していた会社は大躍進だった
のですが、ある時、凄い現実を突きつけられました。
その現実とは、合格を受けた試験体は、実際のものとは
違うもので、燃えない細工がしてあったのです。
まさに詐欺です。その事実が判明した時はその業者は
連絡も取れません。しかし、そのインチキ工法は
すでに世の中に出回っていました。
黙っていればわからないことですが、騙されようが
そんなことは私に全て責任あります。
その事実を知ってからは、メーカーの立場として
うちの材料を使用した工務店、そこで建てたお客様
を訪問して、全てを説明して外壁の全てをやり
変えました。建売住宅にも使用されていたことから
その会社の言い値で全棟購入しました。
そこまでやるとお金も底をついたことから上場寸前の
会社を売却してその資金で補いました。
今まで誰にもいわなかったことですが、今ここで言うのはこうした
苦労を経て取得した認定を悪用されるのは許せないからです。
もし、同じ工法をやりたければ材料を自ら開発し、あの厳しく
高額な認定を取得すればいいのです。
あまりにも類似が出回っていることから
そんな事をここ最近強く思うのです。