経験

建築だけではなく複数の職種を経営したことでいろんなことが見えてきました。

今までの私は、とにかく、どの職種でも決算でしか判断しませんでした。

しかし、今は、決算という一年だけでは判断することはなくなりました。

まずは、その職種のとっかかりから最終金を清算するまでの時間単位で

みるようになりました。例えば、飲食という短時間で決着がつくものは

月または、その日単位で考えます。

街つくりや、5年以上の月日を要するプロジェクトでは、数年は赤字が

当たり前です。では、本業の住宅はと言えば、出会いから引き渡しまで

ほぼ一年を要します。だから、住宅の経験豊富な経営者は、2年単位で

判断します。また、時間だけではなく、扱う商品の粗利益や金額も考慮します。

ローコスト住宅などは、半年単位での判断が妥当かと思います。

多くの経験をしたことで、こうした判断が出来るようになりました。

しかし、以前の私は、どの職種も決算という国が定めた何の根拠がない

物だけで判断していました。これでは、それを預かる責任者も、たまったもの

ではありません。今の決算が悪くとjも来期の売上と利益が確保できていれば

問題なしという判断ンが出来るようになったのです。

これも、多くの経験をしたからです。こうした判断をするようになれたことで

今だけの数字で責任者を頭ごなしに叱責しなくともよくなったことで

多くの部門が安定してきました。やっと、少しくらいは広い視野なれたようです。

決算よりも大事なことが分かれたのかもしれません。

それは、スタッフへの信頼というものなのです。