自分の周りを

自分で家を建てる立場から、工務店を指導する立場になってから

7年の歳月がたちました。この7年を、回顧してみると今、残っている

工務店さん達は、以前と比較すれば、かなり成長したと思います。

当初の頃は、私の指導の初歩の初歩でも、言葉の意味が分からないほど

だったのですが、最近では、私が必要とされなくなった部分が多々あります。

これ、とても、良いことだと思います。いつまでも、私なんかレベルに指導を

仰いでいるようでは、感心出来ることではありません。

なかでも、一番、良くなったのは、本物の住宅を造ることでお客様に貢献するという

姿勢です。また、お客様に満足して頂くために、そこに直接携わるスタッフ

の満足度を高める努力もするようになりました。

また、ボランティア、街頭清掃等も積極的にやるようにもなりました。

お客様満足度、社員満足度、社会貢献が出来る会社は、自然と売上も伸び

経営的にもよくなり、家を建てるのに必要な人員確保や、社内のインフラ整備等

も出来るようになり、より、お客様サービスの出来る体制となっています。

このように、まずは自分の周りが良くなっていけば、スピリュチュアル系の団体や

そうした講演者、または書籍等必要ないと私は思います。

理想かもしれませんが、日本中の全員が自分の周りを良くするという想いになれば、

自然と全国民が良くなるはずです。

だから、永遠に自分の周りを良くする気持ちを持ち続けたいものです。

自考自動

今、うちのグループ会社は、過渡期に来ているような気がします。

それは、なんどもブログで言ってきたことですが、私が、まったく

指示をしないことから、指示待ちではなく、自考自動で、結果を出さなければ

いけないからです。その結果としては、まったく数字になっていない

部署もあります。多分、私が、指示を出せばある程度の数字は出るで

しょうが、ロボット人間では、本人も楽しくないでしょうし、

長い目で見れば企業としても人材の成長がないことから、あまり良い

ことではないと思います。実は、こうしたやり方は、3年前から行って

きました。その時も、結果として新規事業部は、数千万の累積赤字を

背負いました。それでも、担当者の減給等の処罰は一切なしで

世間一般以上の報酬を払い続けました。

このことで、なにも私が立派と言っているわけではありません。

担当者が、その状況でも心を切らさず一生懸命

頑張ってくれたことに感謝しているのです。

今では、そのスタッフは私の右腕いや頭としてグループの仕事を

率先して自考自動してくれています。

企業は、社員、皆が経営者的な感覚を持つことが理想とされます。

だから、その理想に向かう努力をトップがしなければいけないと思います。

その努力とは、我慢であり、信じることだと思います。

自分が、ちょっと、我慢するくらいで、人が成長してくれるなら

喜んで我慢します。社員の成長の為の赤字は、赤字ではなく

教育費だと思えば安いものです。

ということで、スタッフの皆さんは、これからも自考自動で

頑張って下さい。良くなることを、心底信じています。

経営

うちのグループ会社では、多くの職種を扱っています。

しかし、巷の会社と比較すれば社員数が、極端に少なく

なんと職種の方が、社員数を上回っているという不思議な会社です。

もっと不思議なことを言えば一般社員よりも役員が多いのです。

なぜ、こんなにバランスが悪いかと言えば、そうした方が報酬もあがり

スタッフが喜ぶからです。

また、うちのグループにはノルマがありません。

ほぼ、売上0のスタッフもいますが、一生懸命やっての結果なので

罰則もなにもありません。長い目で見たら、必ず成功してくれる人材

なので、私は心底信じるだけです。

私は、世襲しないと決めていることから各担当者が望むなら

それぞれの職種で独立することで、事業継承することでお客様を守ってもらい

お客様もスタッフも幸せになってくれたらなとの思いで経営をしています。

会社が大きく立派になるよりもスタッフが、幸せになってもらいたいと

心底思っています。巷の経営論からすれば間違いかもしれませんが

立派な経営者よりも、自分の目指す人としての生き方が大事なのです。

だから、たとえ会社が大きく立派にならなくともスタッフの生活、やりがい

生きがいを最も大切とした経営をしたいと思います。

スタッフの成長と笑顔を見ることが至福なのです。

仕事の目的

しっかりとした家造りをするためには、当然ながらしっかりやれば

やるほど経費が、かかります。経費が掛かるということは、数学的に考えれば

利益が減るということですが、現実にはそうではありません。

実は経費がかかる経営をしているところが、最終的に利益をあげているのです。

なぜならば、一般的な企業は、お客様に迷惑をかけないで、満足して頂けるように

しているからです。当然ながら、こうした会社は支持されて当然です。

しかし、一部の経営者は、そうした必要経費を削ることで利益を出そうと

します。また、そうした経営者に限って自分や身内の待遇ばかりを良くしてい

ます。結果として社員満足度も低いことから、社員のやる気、志気が上がらず

お客様に満足を与えられないた企業体質となりクレーム等となり、手直し等の

大きな経費を背負っています。

こうした経営者は、仕事の目的がお金儲けなんでしょうね。

お金はあとからついてくるという諺通があるように、仕事の目的がお金儲けだけで

あってはいけないと思います。仕事の目的は、お客様や社員、またはそこに

携わる総ての方が幸せになることだと私は思います。

しかし、お金と心のバランスは、なかなか難しいものですね。

だって、偉そうに言っている私自身がまだまだですから。

大事なこと

早いもので、今日は今年2回目の住医学会議です。

今日は、日本中から、ほぼ全社が出席します。

というのは、とても大事なことを伝えたいからです。

ビジネスをするのに、とても大事なことです。

私が、工務店時代に毎日欠かさずにやっていたことです。

多分、これさえやり続ければ誰でも、成功すること間違いない

と言うほど大切なことです。

仲間とその周りの方、総てが幸せになって頂けるように

全員が理解して頂けるまで指導させてもらおうと思います。

皆が幸せになる会議、とても楽しみです。

と言うよりも実は大好きな仲間に会えることの方が

もっと楽しみですね。良い仲間に恵まれたことに感謝です。

周りのお蔭

私が、物を購入する時や、家のリフォームをお願いする時

または仕事で発注する時に、気をつけていることがあります。

それは、絶対に値切らないということです。

相手側を気持ちよく信用して気持ちよく仕事をして頂きたいのです。

こうしたことも公言していますが、価値以上のお金を請求されることは

最近は、ほぼありません。むしろ、こうした気持ちとは真逆の時の方が

ボッタくられていましたし、お金を貸して帰ってこないことも多々ありました。

また、スタッフの待遇も、年齢や経験等を考慮した上で

能力以上の報酬を支払うことを心がけています。

なぜならば、そうしたほうがスタッフが喜ぶからです。

また、人は、愛され信じられ、実際にそうした待遇を受ければ

それに相応しい力をつけのではと信じて疑わないからです。

こうしたやり方で失敗しても、私は、全然、後悔はしないというよりも

この生き方に誇りを持っています。

人は、それぞれいろんな考え方があります。お金をなるだけ払わないことが

美徳の方もおられれば、私のような考えの方とまちまちです。

私的には、結果として今の考えにしてからのほうが、お金もたくさん入るように

なりましたし、精神的にも、とても楽にもなったのです。

こうした考え方になれたことは、良い方に恵まれたからだと思います。

周りのお蔭だと思います。感謝、多謝ですね。

こだわり

岡山に藁の家という本物の食材に拘った宿があります。

我が師、矢山クリニックでも食の指導をされたとのことです。

今月発売予定の「医師が薦める本物の健康住宅」でも

本物の衣食住を通じて、本物のを追求する方として掲載されるようですが

そんな藁さんも我々の家造り、活動を応援してくださるとのことです。

最近は、やたらとこうした本物の方との出会いがあるだけでなく

我々の活動を積極的に応援してくださいます。

こうした結果から、やっぱ、とことん本物を追求してきてよかったと思います。

巷にあるような売れるからという理由での健康住宅や、なんちゃって健康住宅

ではなくとことん住まい手側にたった家造りを追求してきたことが

心底良かったと思えるのです。

本質の分かる方にだけに理解される住宅造りをしてきて

本当に良かったと思えるのです。

これからも、とことん本物に拘り続けていきたいと思います。

指導

最近の私は、少しばかり良い奴に、なり過ぎていたようです。

やっぱ、煙たがられても仕事では厳しく接しなければいけません。

あれほどにも恵まれた環境を与えても利益を上げられない方が

多過ぎです。これは、向上心の無さ、覚悟のなさに加え、ある程度

出来ると慢心する心にあると思います。

企業とは、いつも向上を目指していないと衰退に繋がってしまいます。

それが証拠に、売上の少ない利益のない工務店は、クレームが多いという

事実があります。いつも上の目標を設定していないと一事が万事であり

経営状態だけでなく、社員の志気も下がり、家の質も下がってしまいます。

経営者という立場を自分で選択した以上、苦しくとも永遠に挑戦する心を

持ち続けなければいけないと思います。経営以外のことに力を入れたければ

今すぐに経営をやめるか、引退してからやればいいと思います。

中途半端な気持ちでは、出来るものではありません。

命懸けでビジネスをしてこそ人を幸せに出来るのです。

ビジネスをやることにより、人に迷惑をかける存在にはなりたくない

ものです。こうした気持を皆に厳しく指導していこうと思います。

強制

多くの方は、自分の想い、能力、行動が人より正しいと思いがちです。

だから、なかには、自分のそうしたところを人に強制する人もいます。

例えば英語の出来る方は、今時、英語くらいは話せなくてはいけない。

出来ない方は、英語が出来なくても困らない。

タバコを吸わない方は、タバコなんてやめなきゃいけない。

吸う方は、二十歳超えれば法律で認められてる。

ゴルフが上手い方は、ゴルフくらい70台でプレイして当たりまえだ。

ゴルフが下手な方は、ゴルフの上手い奴は、ゴルフばかりして仕事をしていない。

中国人が嫌いな方は、総てをひとからげにして、中国人は最低だ。

愛国者は、これもまたすべてをひとからげにして日本人の心は世界一だ。

古事記に詳しい方は、日本人として古事記を知らなければいけない。

などなど、言い出したらキリがありません。

私は、こうした意見のどれも間違いではないと思います。

ただ、人に自分の想いを強制は、してほしくないと思います。

なぜ、こんなことを書いたかと言えば、私自身が、以前はこうした

支配心の塊であったことから、今は、そうならないように努力しているからです。

しかし、今でも仕事だけは出来なければいけないという想いは、主張はしたい

と思います。なぜなら、仕事が出来ないと多くの方を幸せに出来ないばかりか

不幸にさせてしまうからです。

でも、仕事以外は、法さえ犯さなければ、どれもご自由にと思います。

タバコを吸うのも自由ですし、ボランティアをするのもしないのも自由、

お墓詣り、神社詣りをするもしないも自由、無駄使いをするのも自由

あげだしたらキリがありませんが、とにかく、その人の自由だと思います。

思想は総てその人の自由なものです。思想を強制するのも、されるのも

とても辛いことだと思うのです。

だから、私の周りは、皆、仕事以外は価値観が違い、行動もバラバラで

個性的な集団であってほしいものです。

個性は魅力であり、それを認めることは尊重だと思えるのです。

どっかの北の国のように、皆が同じ思想なんてことは、恐怖または

過剰な人参作戦以外はありえないと思うのです。

だから、私の周りは、皆、バラバラの思想でもそれはそれで

尊重したいものです。ただし、仕事だけは別物ですが。