度々、周りから「0宣言の家」は、他社と比較して良すぎる
から、仕様を落としてコストを下げ客層を広げたいと言われます。
仕様変更をするには、コストが下がるだけではなく、今と同等の
効果があることが第一条件です。品質を落としてまで売上を伸ばす
ことを第一優先してはいけないと思います。
それよりもコストは、そのままでも、企業努力で利益が出る方法を
選択すべきです。「いきなりステーキ」や「俺の〇〇」等の成功例は
その典型的なものです。飲食では、一般的に食材の原価率を3割に
抑えなれば経営は成り立たないといわれています。しかし、両者共
5割から6割という割合です。実に粗利は、4割ほどです。
しかし、経常利益はずばぬけています。飲食も住宅業界も成熟産業です。
産業が成熟すれば、より高いクォリティーが求められます。
我々の家造りには、決してぶれてはいけません。
辛くとも知恵と努力で品質を落とさずに利益が出る経営体質を
構築することに尽力することが大切だと思うのです。