難しい職種

工務店経営ほど、管理の必要なものはないと思います。

なぜなら、不特定な物を、毎回違う条件で製造しなければいけない

からです。とにかく、大変な職種です。

だから、同じ商品を扱っていても、経営の優劣は著しく出ます。

また、管理だけでなく、戦略も他業種に比べてかなり難しい

職種です。他の商品は、だいたいのものが、定価があり

仕入れ値も決まっていることから、販売価格を自社で決定

する必要がありません。この価格設定というものは、非常に

厄介なものです。高すぎても売れない、安すぎても赤字になる

というビジネスの勝敗の分かれ道になるものです。

だから単純に商品の価値だけでは決めてはいけません。

商品が良くなくても多額の広告宣伝費を使う事が出来る場合と

出来ない場合とかは、経費の違いとかで売値は大きく変わります。

工務店の場合は、広告宣伝費と人件費とかが、リーダーの能力に

より著しく違うことからも、価格設定を行うのが、とても難しい

のです。まだまだ、いろんな要因は多数ありますが、とにかく

利益を出すのに難しいビジネスなのです。

だから、工務店の経営者ほど、勤勉でなければいけないのです。

ということで、工務店経営者の皆さんは、血の小便を流すくらいの

努力あるのみです。私も、出来る限りの応援しなければですね。