こだわりの資材3

一般的な床下のシロアリ駆除は、ネオニコチノイドという農薬を

使用しています。この薬品を吸引すると興奮状態となり、脳細胞が麻痺

すると言われています。また、住宅のシロアリ駆除に使用した場合の

保証期間は5年とされていることから、多くの方が5年ごとに床下に猛毒

処理していることになります。こうした工法は、国では認められていますが、

有害物質0を目指す「0宣言」を提唱するわれわれの住宅には

使用するわけにはいきません。

そこで、2年ほど前にエコボロンというホウ酸を使用しだしたのですが

そのホウ酸には、界面活性剤が含有されていました。また、ホウ酸の

種類も明確ではなく、濃度も13%とかなり低濃度のものでした。

こうしたいかにも人体に害がないように感じられる実際には発癌物質が

含有されている資材をいっときでも認めたことは、プロとして恥ずべきことである

大きく反省したものです。

こうしたから、資材自体を見直し世界中で私が知りうるなかで最も安心とされる

インサイドPCのホウ酸を使用することになったのです。このホウ酸は

一昨日のブログにも書いたようにボロン#100という種類も明確であり

食塩の6,6倍もの致死量の値が大きく人体に極力、害のないホウ酸です。

また、濃度も溶解濃度の最高値の18%という高濃度です。

ホウ酸の原料は、鉱物であることから、防蟻効果も半永久的であることから

数年ごとに添付する必要もありません。

また、ホウ酸は、防蟻以外にも防火、防腐効果もあります。

こうした安全なホウ酸を床下だけではなく、建物の外周面総てに添付しています。

こうすることで、湿気がないところでも発生するカンザイシロアリを防ぐことも

出来るのです。とにかく、どんなわずかなことにでも対応するのが

われわれの家造りです。

ホウ酸といういかにも害のないような材料を使用していると安心させ

実は有害物質を取り扱う業者さんがいるという現実もあるのです。

こうした細かな部分まで留意することも、業者選択の重要な部分だと思います。