心の鏡

三重県に会員数1万5千人の会員を持つ優秀な企業があります。

その企業の業績は、会社設立以来、毎年増収増益だそうです。

業績が、好調なのは、もちろん商品、技術が優れており、

世の中から支持されているからですが、その企業は、

技術や商品以上に経営者の人間力が、素晴らしいのです。

この企業の地元から中部国際空港への連絡船が、あるのですが、

この会社は、4億もの価格がする船を寄付されました。

まさに大きな器を持たれた人間力のあるお方なのです。

私が、知るかぎりでも、この企業と同じような商品を

扱っている企業は、数社あります。

なかには、商品では、かなり優っているのにも

かかわらず、売上は1/10にも満たしていません。

商品や技術で、優りながらも、こうした結果になるのは、

価格設定、戦略、戦術、社内構成といった経営戦略が

間違っているのか、経営者の心に問題があるということが

考えられます。経営は、バランスです。

どれも良くなければいけません。

そうなるためには、やはり、経営者の考え方ひとつです。

考え方というのは、頭ではなく心からきます。

私的には、経営とは、経営者の心の鏡だと思えてなりません。