言葉よりも行動ですね!

ビジネスって面白いですね。面白いというのは、お金儲けが楽しいという意味ではありません。ビジネスのやり方を見るとそのトップの本質が見えるから面白いのです。
いくら、人前で良いことを話しても、それではその人の本質はわかりません。
しかし、行動にはやはり、その人の心が出ます。
行動とは、次のようなことです。
まずは、社員に対して愛情があるかです。社員教育をしっかりしている方は社員を愛しています。逆に社員を愛していない人は、教育もろくにせずに失敗をすれば頭ごなしにしかりつけます。または、一切、社員の行動や言動を把握していない場合です。こうしたトップの下で働く社員は、下請けや販売店に思いやりがなく、仕事もいい加減にこなすように感じます。社員の次にみるところは、協力業者についてです。例えばメーカーという立場の企業には、代理店や販売店というその企業の商品を扱う体制となっています。
良い考えのトップの企業は、協力業者に感謝があります。社長以下の会社全体が、自社商品を売って頂いていることに感謝の気持ちから言葉や態度に出ます。また、協力業者になるだけ負担をかけないような体制になっています。例えば在庫は持たせないようにすべて、メーカーからの直送。広告宣伝に力を入れて営業活動のサポートがあります。
逆に悪い考えのトップは、この素晴らしい商品を扱えるだけで幸せだと思え的なところがあります。そうした企業は、協力業者に感謝の言葉さえありません。また、営業のサポートもろくにないうえに在庫を持つのは当たり前、そればかりか直売もします。また、協力業者の利益は薄利で、自社の利益だけは有り余るほどあるというパターンもあります。
やはり、そうした感謝のない企業は、ユーザー目線にもなれないケースが多いものです。
自社の商品は、素晴らしいから買って当たりまえ、買わない奴はアホだという考えになりがちです。まさかと思われるかもしれませんが、実際にこうした企業が多数存在しているのです。当然ながら、そうした企業の協力業者も多数存在します。
私は、その会社のトップがいくら立派なことをのべようとも、現実を見つめ、本質をみるようにしています。現実こそがすべてですから。だから行動、実行あるのみです。
行動に勝る言葉なし、常に肝に命じていたいものです。