側近の幹部が、トップの顔色ばかりを伺う組織の
未来は期待出来ないと思います。
側近が見なければいけないのは、トップより消費者
であり、そこに従事するスタッフであり、取引関係者
という周りが先に来なければいけないと思うのです。
しかし、そうした組織では、トップ自らが、おべっか
おだてを言う側近を大事にする傾向があります。
私自身も、以前は、こうした組織の典型的な将軍様でした。
自社にしかない技術を、剣として振りかざし、逆らう工務店
には、材を供給しないという脅しで押さえつけていたのです。
今から思えば、なんと恥じる行動だったかと恐ろしくなります。
技術、学歴、会社の規模よりも人として最も大事なことに
気づいていなかったのだと思います。
そうしたものが、成長すればするほど謙虚にならなければ
いけない事に気付けたのは、50を超えてからという情け
なさです。しかし、気づいてからでも、知らず知らずにそうした
行動を取る時もあります。そうならないようにするのは
感謝の心を持ち続けることだと思うのです。
一生懸命に一生謙虚な姿勢で。