ノーサンキュー

昨日のブログに書いたように私は丁稚制度

のある特殊な家に生まれました。

今から当時を懐古するだけでゾッとします。

丁稚の方は、私からすればお兄ちゃんです。

しかし、父親からすれば私を含めて皆子供です。

だから、丁稚のお兄ちゃん達と同じ扱いを受けました。

小学生から材木の墨付け、上棟でのトビ、製材機に

乗り巨大な丸太を製材するという今の親では

想像も出来ないような理不尽な教育を受けました。

あと、とにかく恐ろしくて口も聞けない父でした。

それでも、私は父が大好きでしたし尊敬しています。

もし、あの教育がなければ今の私は存在しません。

きっと、一般の設計士さんのように机上の空論で

本当の事は知らなくても資格だけで威張りちらす

嫌な奴になっていたに違いありません。

理不尽かも知れませんが、今から思えば感謝しか

ないのです。ただ、もう一度やれと言われたら

それはノーサンキュウですが。