絶対にしないこと

高校野球時代で、私の人生に一番役立ったことがあります。

それは、言い訳をしないと決心したことでした。

そう、決心したのは3年生の時の練習試合のことでした。

当時の私はキャプテンであり、チームの中心選手であり

岐阜県でも一目置かれる存在でした。

そんな私は、監督からも唯一怒られない存在でした。

しかし、たった一度だけ激しく叱られたことがあります。

当時、内野手の私は、練習でも一度もエラーなんてした

ことがなかったのですが、弱小校との試合で2つものエラー

をしてしまったのです。普段は、専用球場での練習やら試合

なのに、その時は運動場での試合だったのです。運動場は

他のスポーツもやっていることから、イレギュラーだらけ

でバウンドが不規則なのです。それに加えて前日にグラブの

紐を切らしていたのです。エラーをした私に、監督さんは

少し笑顔で「お前でもエラーするんだな」と、そこで私は

何を思ったのか「実は、昨日、紐が切れてしまって」と

咄嗟の言い訳をしてしまったのです。すると、その返答を

聞いた監督さんは鬼の形相に変わり「言い訳するな。紐が

切れたら試合までになおしておけ。言い訳ほど見苦しい

ものはない。言い訳は、成長、努力を止める 」と。

その時ほど、人生において恥ずかしい事はないと思い

今後の人生は、絶対に言い訳はしない。怒られようが

殴られようが、逆ギレなんてのはもっての他だ、絶対に

言い訳はしないと誓ったのです。あれから、36年の月日

が経ちますが、ただの一度も言い訳はしたことはありません。

自分が悪ければ、真摯に謝っることを実行しています。

言い訳をするくらいなら、切腹した方がマシだと思うほど

です。だから、人から聞くのも嫌です。

時々、私も立場上、注意をすることがありますが

「そういうつもりではなかった」「それは、少し

〇〇で意味合いが違う」と言い訳をし、それが通らなければ

キレたような口調になる方もいます。

その時ばかりは、流石にがっかりです。

こうした方は、共通して仕事に対して志が低く、体育会系を

経験していない叱られる経験の少ない気の弱い方に多いようです。

そうした方との関わりは、あまり気分のよくないものです。

まぁ、人のことはおいておいて、私はこれからも言い訳は

しない人生をです。失敗した時こそ潔くがモットウです。