企業の業績が悪くなった時に、スタッフの報酬を下げる企業が
ありますが、それは、最後の最後に行う手段です。
報酬を下げるのは、企業と社員の関係ですが
しかし、社員にも家族という関係があります。
家計にも企業と同じように、様々な経費がかかります。
だから、企業側だけの都合で、報酬を下げるのは
どうかなと。それよりも、ギリギリまでスタッフを
信用してチャンスを与えるべきだと思います。
それでも、出来なければスタッフと一緒になって
取り組むべきだと私は思います。
まず、やることは、無駄な経費の削減です。
例えば役員の新幹線等のグリーン車などは真っ先にメスを
入れるべきです。グリーン車に乗ろうが乗らまいが
目的地に到着するという目的は果たせます。
たかが数千円かもしれませんが、金額よりも、そうした
僅かな行動を見直すという意識が大切なのです。
そうした細いことへの配慮なくしては、経営改革なんてことは
出来っこありません。大事を成しえるには、小事を怠っては
成せることは出来ません。こうした些細なことから、取り組む
ことが、真剣に取組むことなのです。
因みに現役時代の私は、経常利益がたとえ1億あろうが
1円でも減ればグリーン車に乗ることは遠慮していました。
そう戒めることで、己を発奮させていたのです。
結論として大事を成すには、まずは小事からなのです。