自力

先週の金曜は滋賀、土曜は広島に土地を見に行きました。

どちらも分刻みのスケジュールの合間での訪問でしたが

実際にその土地を見て設計をするのと見ないでするには

大きな違いがあります。今回も、見た事で、よりリアルに

お客様の要望を図面に表現出来ると思います。

前にもブログに書きましたが、一人のお客様との打合せを

何十回も繰り返すのは、プロとしての知識不足だと思います。

あまりにも多くの打合せをした家は、一般的に良い家には

ならないのが一般的です。なぜなら、業者側の能力不足から

適切なアドバイスが出来ない事から、素人である

ユーザーの希望を取り入れすぎることから打合せ回数も増え

素人目線の家となってしまうことから良い家にはならないのです。

注文住宅を業としてやるのならば、設計であれ、コストであれ

法規、構造等の総てをその場で即アドバイス出来るくらいの

知識を持たなければいけません。それが、出来なければ努力

をする以外ありません。真のプロとしてお客様の夢を叶える

知識がなければ、安定した経営が出来る受注は到底不可能だ

と思います。自分の能力、努力を棚に上げてどこかのコンサル

やフランチャイズに頼っても上手くいくはずがありません。

とにかく、自分や自社が力をつける以外にはありません。

片手間の私でも、この2ヶ月で20件以上の家を契約まで

辿るつくお手伝いができたのも、若い時からの努力で能力

が身についたのだと思います。それでも、満足はすること

なく今でも勉強させて頂いているという気持で取り組んで

います。一生で一番大きな買物を任せて頂けるのは感謝で

しかないという気持がそうさせているのだと思います。

自分が力をつける事が、自分も周りも幸せになる唯一の

方法だと思います。「ゼロ宣言の家」に携わる方には

そうなって頂きたいものです。