老いたら

「私達で責任を持って会を良くしますから、会議とかあまり

出なくても良いですから、ゴルフでもしていて下さい」と言われ

1ヶ月が経過しました。

その有難い言葉に、ちゃっかり甘えさせて頂き、月一の会議以外

は出ないようになりました。

また、会の後の懇親会も、体調が良くなければ抜けるようになりました。

そうしたことで、スタッフがより積極的にに行動するようになりました。

一般企業では、稟議のいるようなお金の事も、私への相談なしで

決定事項として報告が来るようになりました。

特に来月からは、体制が大きく変わることから、毎週のように会議が

開かれていますが、私への報告は、ほぼ、皆無です。

こうした状況は、以前の私では、自分を必要とされないことから

屈辱と感じたでしょうが、今は、なんて心地が良いのかと感じます。

スタッフの成長が嬉しいというのもあるのですが、それ以上に私自身が

仕事、権力、責任感、プライドというものへの執着を捨てられたことが

とても心地よいのです。本物の家つくりを生涯やり尽くすというのも、

世間的には美しいと言われるかもしれませんが、私としては、継承する方

が本物が世の中に広まることだと思います。

私なんかのひとりの力よりも、多くの方の力の結集があった方がいいに

決まっています。だから、なるだけ早く譲りたいと思うものです。

最近、より、その気持ちが強くなったのです。

老いたら子に従え的な気分です(笑)