契約してはいけない会社

たびたび、思うのですが、よくあの会社と契約するなという

ような工務店に家を依頼される方がおられます。

例えば、家を建てるのに必要な現場監督がいない、設計士がいない

プロの営業がいない、ほぼ外注に頼っている会社では、まともな家なんて

出来ないのではないでしょうか。また、売上に比較して借金が多い会社も

心配です。あと、社長が仕事以外の活動に力を入れている会社も心配です。

社員が少なくとも社長が、仕事だけに尽力していれば、まだ安心なのですが

そうでない場合は、総て外注任せということで、とても心配です。

では、建築会社を選択をする時にどのような会社を、避ければいいのかと

いえば、設立10年以上の会社で未だに社長が営業している会社で

監督もいない、設計もいない会社は、やっぱダメですね。

こうした会社は、共通して私の経験上、クレームだらけでした。

先日、地元で倒産した会社もこれにあてはまります。

設立、間もないのであれば社長が、総てを兼務するのも理解出来ますが

何十年もやって家を建てるのに必要な人員も確保出来ないということは

仕事に興味がないか、よほど能力がないかです。

だから、こうした会社は、共通して借金だらけの自転車操業です。

いつ、倒産してもおかしくないのです。また、先日、倒産した会社は

必要以上に神様を頼るところがありました。こうした行動をする方は

努力したくないことから、なにかにすがりたいということなんでしょうね。

必要以上に神様ごとに力を入れている人も、経営の悪い会社の共通項です。

家造りは、やり甲斐もありますが、反面、本当に大変な仕事です。

365日、24時間、仕事のことを考えていて当たりまえなほどです。

私も現役時代は、そうしたことに気付いてからは、ゴルフも封印して

休日なしで、仕事漬けの毎日でした。だから、そうでない方は、この業界から

去って頂きたいと思うほどです。金儲けだけなら、他にもあるはずです。

不幸な人を増やさない為に、覚悟のない経営者は、清く退いてほしいものです。

と、私が言ったところで、簡単に辞められる方は、ほぼいないと思います。

だから買主さん側には、建築会社選びには、細心の注意をはらって

頂きたいものです。建築会社選びが、その後の人生を決めると言っても過言では

ないというのが、私の思うところですね。