老害

数年前からの目標を今年は、是非、確率してみようと思います。

それは、なるだけ自分ではない周りの方が、主役になってもらう生き方

をしたいということです。私は、なるだけ縁の下の力持ち的存在になれたら

と思うのです。

実際、今、行っている活動は、その方向には向かっていると思います。

家造りに関しても、私は、ただセミナーとか書物で能書きを言うだけで

実際に家造りをしているのは、仲間の工務店です。

時々、私も、もう一度、家造りをしてみたい、家造りで大きな金額を

動かしてみたいという衝動にかられることがあるほどです。

それでも、そうした時には、強く我慢です。

また、私がオーナーを務めさせて頂いているグループ会社も

数多くのビジネスを行っていますが、ほぼ、任せていることから

実情、現状とかは皆無です。ただ、総ての責任は私が背負うことから

とても不安になることも度々あります。

今すぐに陣頭指揮を執りたいと思うことも多々あります。

特に大きな金額の失敗の時は、俺がやっとけば良かったと思うことも正直あります。

でも、そこもグッと我慢して「失敗は誰でもある。それよりも挑戦したことの方が

立派だった」と担当者に声をかけます。

やっと、最近は、これくらいのレベルにはなれたのですが、まだまだです。

もっともっと、周りの方を信じて任せ、私が、一切、外部との交渉の場に

出ないくらいの存在にならなければいけないと思います。

そうなれば、皆、仕事にやりがいを感じてくれるはずです。

出来れば、セミナー講師も雑誌やネットへの露出も、それぞれの場において

相応しい他の誰かに任せられれば最高なんですけど。

まぁ、それも、おいおいと変わっていけたらと思います。

それが出来れば、私は時間が出来ることから、自社だけでなく

仲間の工務店の縁の下の力持ちとして、相談やアドバイスなどに

専念できると思うのです。いつまでも、総てにおいて陣頭指揮を

執っているようでは、その組織の成長または継承は難しいと思うのです。

組織は、立ち上げの時は、カリスマ的リーダーは必要ですが

成熟してくれば、それほど厄介なものはありません。

世の中に迷惑をかける老害よりも、陰ながらでも微力でも

目立たなくとも必要とされる存在となりたいものです。

良い歳のとり方をとりたいものですね。