にんげん、落ち込んだ時、人から裏切られた時、思いとおりにことが

運ばない時には、他人に同調してほしいものです。

だから、そうした時には、相談を持ちかけます。

その時に、相談した人が自分に同調する優しい言葉をかけてくれれば

自分も納得し、相手にも好位を持ちます。

しかし、いくら同調されようが優しい言葉をかけられようが

実は第3者は同じ精神状態にないことから、絶対に同じ心境には

なれません。だから、だいたいのアドバイスは、その場を納めるような

アドバイスです。特に、相談したひとが弱っていればいるほど

我が強ければ強いほど、同調する意見や態度を示しでその場を

収めようとする傾向にあります。

それでもひとは、自分の意見に同調してくれるひとが大好きなものです。

私もつい最近までは、このような思いが強かったと思いますが

冷静に考えてみたら、こうしたことがわかってしまったので

ひとに相談するのも同調を求めるのもしなくなりました。

結局のところ、自分の人生は、自分しか分からないものであり

自分で解決するしかないからです。

ひとに同情されることに尽力するよりも、己のこころの

ありかたをどうするかに尽力したいものです。