おおらかに

ひょんなことから「千年の会」という全国の樹齢千年以上の木の歴史を

伝える会の事務局を、私のグループ会社で事務局を代行させて頂いています。

最初、私は、この会の事務局をお受けした時は、他国にはない日本人

の素晴らしい魂を伝えていこうと思っていましたが、今は、かなり違った

気持ちになってきました。あまりにも、日本人だけが素晴らしいという

伝え方は、まるでどこかの国の洗脳教育のように感じたからです。

日本人にだって悪いところは、いっぱいありますし、他国の方でも

いいところはいっぱいあります。やまとたましいとか、日本人のDNA

とかを特別視し発言は、争いを引き起こす思想になると思います。

国単位ではなく、人としてのこころを説くことが大事だと思います。

人は、みな、どこの国で生まれようが平等です。

だから、人してどう考え生きなければいけないかを

後世に伝えていくべきだと思うのです。

そう考えることが出来れば、過去の侵略等の問題も、人間単位で

考えれば国同士での見苦しい争いもなくなるでしょうし、

南京虐殺が嘘だの本当だのと、今さら、どうにもならないことを

言いあうこともなくなるのではないでしょうか。

樹齢千年の樹木も、日本という国に偶然あるだけで、神様が地球に

与えてくれたものだから、地球人として大切にしていこうというような

伝え方をしなければと思うのです。

「人類皆一家」、「地球は家族」というおおらかな考え方を

伝えていこうという考え方になったのです。