人の問題

経営について多くの経営者の方から、相談を受けます。

なかでも、一番、多い相談は、人についてですね。

人の問題の相談は、アドバイスが大変難しいものです。

なぜならば、私は、人を見る目が一般の方よりもかなり欠落しているからです。

そんな私に、人の相談なんて、死人に薬をのませて

効果があるか確かめるようなものです。

そんな私のいうことですから、戯言ととらえてもらえればいいのですが、

私は、社員について相談されると、とにかく首にするのは

犯罪以外では、いかなる理由があろうが、ダメだとの見解でした。

しかし、最近は、かなりその考え方が変わってきました。

それは、ユーザーを初め周りに迷惑がかかる行動を

何回も同じことを繰り返す場合は、

やめてもらうしかないという考えに変わりました。

異業種と比較して成熟産業になるのがかなり遅かったこの業界は

そうした影響もあってかかなり甘えた考えの方が、多く存在します。

メールを返す、レスポンスをする、ブログを書く、日報を書くという

当たりまえすぎることも、かたくなに継続しない方が

かなりの確率で存在しているのです。

また、信じられないことに、こうした当たりまえのことを注意されると

逆切れとかもあるのです。

これでは、まるで、反抗期のぐれた中学生みたいなものです。

こうしたこころの方は、当然ながらユーザーにも同僚にも協力業者にも

迷惑をかけます。善意の第三者や、一生懸命生きている方に迷惑をかけるようでは

辞めてもらうしかないという考えに変わりました。

しかし、別れはリーダーにとってつらいものです。

やればできることです。是非、改善してもらいたいものです。

また、どの世界でも当たり前のことを当たり前に継続しなければ通用するわけ

ありません。人として生かして頂いていることに感謝すれば自然とこうした行動は

出来るはずです。人としてどう生きるかは、自分の気持ち次第です。

是非、当たり前のことを淡々と継続してほしいものです。