今日は、トリプル断熱の断熱以外の効果を説明します。
以前、私が開発したダブル断熱の上塗り材であるフレックスコート
という塗り壁材は、現場で骨材を混ぜていた為に品質が一定ではありませんでした。
その骨材も不純物を取り除いた寒水を使用してもらえればいいのですが、
一般的な川砂を用いることが多いようです。
また、単価を抑えるには、塗り壁材を少なくし
骨材を多くするという方法とる業者も
多いようです。そうなれば、外壁の劣化は極めて早まります。
また、防カビの為に薬品の防カビ材を用いています。
防カビ材は、猛毒なので住宅に使用するには、あまりお勧めできません。
防カビ材は、科学薬品であり、賞味期限があります。
外部に使用すれば5年で効果がなくなり、カビが生えやすくなります。
断熱効果以外にもこうした欠点があることから、その点を改善した
トリプル断熱には、パレックスを使用しました。
パレックスは、工場で骨材が調合してあることから品質が一定です。
その骨材も、強アルカリで知られる石灰岩(ライムストーン)を、使用しています。
強アルカリの骨材は、マイナスイオンを発生することから、汚れのもとである
プラスイオンを包みこむことから汚れが付着しにくいという効果があります。
また、以前のフレックスコートのアクリルには、ゴム系のアクリルが含まれている
ことからも汚れやすいという欠点もありましたが、パレックスは世界で唯一の
アクリル100%濃度であることから、汚れにくいという特徴があります。
以前の工法では、生体エネルギーを用いても汚れや劣化を防ぐことは
今と比較すれば、かなり困難と言えます。
ダブル断熱とトリプル断熱は、見た目は同じでも品質的には
まったくもって異質なものなのです。
決して工務店側が、同じまたはそれ以上との説明があっても
まったくもって違うものですから、安易に信用しないでください。
工務店側が、ダブル断熱をすすめるのは、
仕入れ金額が、トリプル断熱よりも、ダブル断熱の方がはるかに安価なことから
工務店の利益の為に、そうした説明をしているだけなのです。
最近、私のもとに、こうした相談や苦情が多くなっていますので、
充分に気をつけてくださいね。