あるセミナー会場で、セミナーを聴講された方から、
『0宣言』をやめた工務店さんの説明に納得できないとのご意見を頂きました。
その工務店さんの言い分は、0宣言はメンテナンスが、かかりやすいということと、
新建材から放出するVOCも生体エネルギーを使用すれば大丈夫との説明を受けた
が、しっくりこないとのことでした。
この方の言われるこには、私も納得でした。
合板や、コルク等の工業化製品を使用したほうが、
寿命が短く、メンテナンスは0宣言住宅よりも数段早い時期に必要でしょうし、
生体エネルギーを使用しても、0宣言でない家から出るVOCは、
0宣言住宅の100倍以上放出するということは、会に属した工務店なら
データとしてあるので、分かっているはずです。
こうしたつじつまの合わない苦し紛れの言い訳、哀しい限りです。
辞めた理由は、0宣言の家造りは、とにかく大変だからという、自社の都合だけ
なのでしょうが、もっともらしい理由をつける行為は、一時は仲間だっただけに
なんか悲しい気がします。見えるところのパフォーマンスは、金儲けになりやすい
かもしれませんが、まずは、基本性能という本質を一に考えてほしいものですね。