真摯な姿勢

先日、友人から相談がありました。

相談内容は、10年ほど前に中古で購入した彼の自宅の相談でした。

その相談は、雨漏りについてでした。

中古住宅でも、瑕疵責任が存在するかという相談でした。

今日、ここで述べたいのは、法律的なことではなく、

その住宅を建てた工務店の対応の素晴らしさについてです。

雨漏りの相談を受けた私は、まずは、工務店立会いのもと、

現地に行き、ホースで屋根から水を流し、

その侵入経路をサーモカメラで写しだし、雨漏りの経路を

工務店に、写真で見せたところ、その工務店がとった行動は、

即座に天井をはがし、天井裏から雨が入った侵入経路を明確にしました。

屋根裏には、セルローズファイバーが使用されていることから、

大半の水分が吸収されていることから、天井裏のカビ等の問題と

再侵入のないように、屋根面だけでなく、屋根裏面からもチェツクするという

完璧なまでのユーザー目線の仕事には、感心しました。

実際に、天井裏の湿りはかなりのものでしたから、ほうっておけば

かなりのカビの家となっていたことでしょう。

こうした行動は、なかなか出来るものではありません。

一般的には、なるだけ簡単な方法を選択するのではないでしょうか。

自ら天井をはがす行動をとる業者は、どれだけあるでしょうか。

とにかく、この真摯な姿勢には感心させられました。