凄い話 

私の悪友兼親友である彼が8月に移植手術をします。

臓器提供者は、身内である彼の奥様です。

法律上、臓器提供者は、家族でなければいけないようです。

そんな彼に何度も自分の臓器提供を訴え続けた彼の部下がいます。

以前から何度も、訴え続けていましたが、法律に挫折していましたが、

それでもあきらめきれず今度は、養子縁組を親友にもちかけたそうです。

むろん、人の世話になることの嫌いな我が親友の剛ちゃんは、笑い飛ばしましたが。

しかし、凄いことです。皆、口では言えますが、実際に行動に移す人は

どれだけいるのでしょうか。

部下にここまで慕われるリーダーが、どれだけいることでしょうか。

これも、総て普段からの剛ちゃんの行いだと思います。

以前、労働監督署が剛ちゃんの会社の査察にはいり、残業について指摘がありました。

その事業部だけで、数百万の残業代を支払うようにとの指導があったそうです。

その時、剛ちゃんは、指摘がなかった全事業部にも、率先して残業代を支払ったそうです。

一般的に営業会社は、歩合制度です。残業代は、上場企業でも支払わない場合が多いようです。

ただし、法的にはアウトのようですが。監督署からの指摘は、1千万弱でしたが、

彼が皆、平等との精神から実際に支払った金額は、たしか4千万以上だそうです。

こうした普段の実際の行動が、今回、ひとりの部下が起こそうとした凄い行動につながるの

でしょうね。人間力の低い私には、剛ちゃんのような行動をしてくれる部下を持つのは

今生では無理でしょうね。しかし、凄い話だと思いませんか。

あなたには、そうした部下がいますか。

あなたには、そうした上司がいますか。