企業努力 

『神様が宿る家』が、かなり進化しています。

このブログにあるように、奇跡の杉の採用、建築スペシャリストであるこの方

取り入れられている311震災でもびくともしなかったガソリンスタンドの

貯蔵庫に取り入れられている基礎工法など、そこまでやるかという工法となっています。

工法が良くなれば当然ながらコストアップにつながります。

でも、私は、良くなったから即、値上げということはしたくありません。

安易に値上げしてユーザーに負担を被せることは、したくありません。

そうしないためには、まずは、自社努力が必要だと思います。

今回は、時間もなかったことから私が、行動を起こしてみました。

一つ目が、3年前から約束してきたある資材の値下げ交渉でした。

数が出たら値下げするというメーカー側の言葉を、皆が信じてその

商品を売ってきたという事実があります。その事実の元、メーカー側と

交渉をしたところ、了解したとの回答が得られましたが、具体的な金額提示

がなかったので、その下の代理店と販売店の金額を下げてもらいました。

ビジネスで、絶対に守らなければいけないのは、お金の約束です。

まずは、その約束を果たしてもらえたことには、納得しました。

そして次に行ったのが資材の流通経路の整備でした。

我々の資材は、特殊なことから一般流通はされていないことから、

資材に運搬費が別途計上されます。今までは、各資材ごとに、

各メーカーにバラバラに発注していたことから、運送コストが

割高になっていました。そこで、私がとった策は、他社商品でも

各メーカーが神宿に必要な商品を在庫をしてて邸別に混載して

発送するという方式としました。また、今までは、発送拠点が北関東と

中部にしかなかったのですが、九州、関西にも拠点を置き遠隔地域の

運送コストを下げる方法も取り入れるよう指示をしました。

この方法は、メーカー側は在庫リスクを伴うことや、倉庫コストの増加につながる

事から、あまりやりたくないのが一般的です。

ましてや、一銭の利益にもならない他社の商品を取り扱うことは、

やりたくないのが当たりまえです。

しかし、我々の資材を取り扱うメーカーは、鶴の一声でやりましょうと

私の意見に賛同して頂けました。

こうした結果、メーカーさんや代理店さんの協力により、それほどのコストアップ

は、しなくともグレードアップすることが出来そうです。

良い物は高くて当たり前と企業側が言うのは簡単です。でも、それって

虚しいことではないでしょうか。まずは、企業側が精一杯の努力をしなければ

いけないのではないでしょうか。良いものは高くて当たり前という言葉は、

企業側でなく、ユーザーから発しられるように努力すべきだと思います。

企業努力なくしてブランド構築などは、出来っこありません。

企業努力とは、良い商品を作る努力だけでなく、ユーザーの為に

なること総てです。

ビジネスの本質は、おもいやりという言葉に尽きるのではないでしょうか。