体罰 

柔道会や桜宮高校での体罰が、世論を騒がせています。

これ、なかなか難しい問題です。

我々の学生時代では、当たり前のことでした。

私も、たくさんの体罰を受けてきましたが、もし、若い時にこの経験をしていなければ

と思うとぞっとします。生まれた家は、私が中学までは大工の丁稚制度があり、

当然ながら今の家庭にはない厳しさがありました。

中学、高校の時の野球部では、もちろん、毎日数十発は、先輩だけでなく

監督、コーチ、部長という指導者からも殴られていました。

先輩が黒と言えば白でも黒でしたし、昨日、黒の物が今日は白になっており

昨日と同じ答えをするとボコボコでした。とにかく、理不尽だったのです。

また、高校卒業して大学で野球部に入ったのですが、

そのレベルでは通用せずに、なぜか大学生なのにテキ屋さんをしていました。

このテキ屋さんも、マジ、厳しかったですね。

なんせ、私が入ったそこは、人を痛めつけるのが専門の職業の方が、経営しておられましたので、

理不尽の塊のようなものでした。ある時、焼きそば用のキャベツを洗っていると

「バカ野郎、何、もたもたしてんだ。ヤ〇ザが、キレイ好きでどうすんだ。」で、ボコボコ。

雨降りで客が来ずに売上が少ないと、「テメーの根性がねぇから雨に降られるんだ。

雨が降ろうが、槍が降ろうが仕入れたもん、全部さばくまで帰ってくんな」で、ボコボコ。

他にも、ここには書けないことがいっぱいありましたね。

でも、私は、なんか、こういうの大好きでした。

矢沢の永ちゃんじゃないけど、俺ってこういう凄いことやってるからビッグになるんだと

いつも思ってたから、ニヤニヤしてると、「人が、怒ってるのに歯見せるな。なめとんのか」

で、ボコボコ。今から思えば、本当に懐かしいですね。でも、もうやりたくないですけど。

ただ、一般では経験出来ないことを、経験したことで、

我がままな私ですが、かなり緩和されたかと思います。

だから、私には体罰が非常に役に立ってます。

まぁー、うちの場合、この人が見られた映画の主人公のような親父でしたから、

体罰を受けても、蚊に刺されたくらいの感じでしたから、

私の感じ方と他の方は違うので参考にはなりませんが、

私にとっては、とても必要なことでした。まぁ、とても難しい問題だと思いますが。

体罰うんねんよりも、叱る側に愛があるかないかが、大事なことだと思います。

一番、必要なのは、やはり心ですね。

そうそう結論としては、体罰はダメということで。