信じられない現実

5年前に上場寸前の会社を売却しました。
その記事が、業界誌の一面にのりました。
すると、日本中から連絡がありました。なかには、ほとんど付き合いのない人もいました。     
その内容の多くは、出資等のお金に関する電話でした。
おバカな私は、絶対に上場できっこない会社への多額の出資、
または無担保での貸金をしてしまいました。
結果、数億円を失いました。中でも、大阪の工務店は、
特にひどかったですね。私に七千万も借りておきながら、
 私を訴えてきたのです。訴訟の内容は、私が会社を乗っ取るために
金を振り込んだというのです。裁判は、一審で当然ながら勝利をしました。
相手側は上告をしてきたのですが、弁護士が大丈夫とのことでしたので、
貸金と法定金利をあわせた7千万強を、差し押さえて取り戻しました。
相手側は倒産。しかし、裁判は、倒産寸前に上告されていたので継続。              裁判の相手は、破産管財人にうつりました。
そして高裁の判決は、なんと私の敗訴でした。                               まさに青天霹靂とはこうしたことをいうのでしょうね。                         敗訴の理由は、社長単独で借り入れをしており取締役会の承認を得ていないので、      無効であるとのことでした。今度は私が取り戻した私のお金に
5年の法定金利をつけて返せという判決でした。
もう、ビックリです。相手側の会社は、役員は皆家族であり、今まで一回も
取締役会なんてものは開かれていないのにも、かかわらずこの判決です。
その判決後、私は総てを顧問弁護士に任せていました。すると、昨年の
10月に向こう側から、5千万で示談との話を持ちかけられ仕方なしに
私は応じました。とにかく、面倒なことは、早く済ませたい一心からです。
私は、顧問弁護士がいう通りに顧問弁護士の講座に、5千万円を入金しました。
私は、振込した時点で、もうてっきり終わったものとの認識がありました。
しかし、先月、恐ろしい事実を知りました。私が、振り込んだ示談金が、
支払われていなかったのです。きっと、使いこんでしまったのでしょうね。
結果、相手側側の言い分は、示談の期限喪失であるから、8千万円を払えとの
ことでした。慌てた私は、、顧問弁護士に連絡をとり事情を聞きました。
しかし、返答は言い訳ばかりでした。もう、弁護士も信じれなくなった私は、
相手側の管財人と直接連絡をとり事情を説明し、顧問弁護士に毎日連絡入れ、
なんとか2週間かけて当初の示談金の五千万を振り込みさせました。
おそらく、この5千万も私のような立場のお金をまわしたのでしょうが。
結果として私の弁護士いわく相手側には、五千万で承諾を得たので示談の成立の書類は、
もう少し待っててほしいと言われ今のところ、真実は分かりません。                      
しかし、世の中、何を信じていいのか分かりません。
というよりも、いつも簡単に人を信じる私のおバカさには、笑えます。                しかし、人は信じたいものです。人を疑って生きることはしたくないものですが、
流石に、金の貸し借りは、もうこりごりです。その後も、何人かの方から、お金を貸してほしいとの相談がありましたが、一切、貸さないようにしています。まぁー、当然ですが。
お金を貸すのも借りるのも金融機関の仕事です。
そうした機関から借りれない方は、ビジネスをする
資格がないので、即刻、傷口がないうちに辞めるべきですね。
こんな私のような、お馬鹿はそうそういないとおもいますが
皆さんも、弁護士といえども気をつけてくださいませ。