昨日のブログに書いた件なのですが、本人が私に謝罪に来られました。
お盆のさなか、自分のアポを2件も断り、7時間ほどかけてこられました。
私は、1分ほど謝罪の2言、3言を聞いてお帰り頂きました。
このブログを読まれた方は、なんと冷たい人間かと思われるかもしれません。
また、よほど激怒しているのではと思われるかもしれません。
しかし、どちらでもありません。この方を思っての苦渋な決断です。
私は、その人を大好きですし、折角、私に逢いに遠方からお越しになったのですから、
一緒に飯でも食べたかったですし、酒でも呑めれば嬉しかったに違いないと思います。
しかし、それをやってしまうと、謝りに来たのか、酒を呑みに来たのか分からなくなってしまいます。
目的が不明瞭になり、彼の成長にならないと思います。
最近の世の中の風潮は、悪いことをしてそれを激しくしかると、叱った方が批判される
おかしな世の中です。叱られた方が、泣いたり、悲劇のヒロインを演ずれば、そうした批判は
負け犬根性の窓際属根性の集団からさらに強くなります。
しっかりと叱るときは、叱らなければなりません。
最近、私がこのブログで毎日のように取り上げる秋山木工では、ミスをすると
女性でも棒で頭をはたかれます。その時の気持ちを丁稚さんたちに聞いたところ
「悪いのは私です。社長に嫌な想いをさせたのも私です。怒っていただけるうちは、ありがたいで
す。怒っていただけなるときはクビですから。」と答えました。
それも、まだ、19歳の女の子がです。覚悟が違います。
稼げない丁稚の彼女達には、人権は認められていません。
携帯禁止、休みなし、5時出社、12時帰宅、坊主頭、名前もよんでもらえません。
しかし、彼女達は誰一人として文句言いません。。
自分の手でつかみ取る覚悟があるのです。
稼げるものは、稼げないものより優遇されて当たり前なことを知っているのです。
丁稚、子供でも覚悟しているのです。リーダーとなればさいたる覚悟必要です。
リーダーとなればリーダーたる特権と責任が与えられます。リーダーの仕事は、
皆に方向性を示し、商売であれば利益を出させることです。
目的達成の為には、少数の実力のない窓際族から理不尽といわれようが、
秋山の親父のようなリーダーシップをとらなければいけません。
皆が平等当然の甘えた構造、組織、思考を見直さなければいけない時代に
きているのではと思います。王国、天皇制、将軍様、ある程度必要なのでは。
働かざるもの食うべからず。仕事できぬもの意見いうべからず。
昨夜は、能書きヤギさんと子天狗嫌いなタヌキさんとそんな話を熱く語りました。
苦労経験のある3人は、同じ意見でした。メデタシ、メデタシ!