羊毛断熱の欠点

素直さって大事ですね。素直な方が、経営する工務店は伸びます。
昨年の12月に私の推奨する家を初めて建てたこの方は、長大躍進をしています。
3カ月で8棟の契約、それまでが1年で5棟ぐらいの実績だったようですから、
6倍もの伸び率です。しかし、昨年までは、偽物のトリプル断熱でした。
私が推奨するセルローズファィバーを使用せずに、羊毛を使用してみえました。
しかし、私の一言で羊毛の断熱とは、綺麗におさらばして頂けました。
羊毛は、いかにも自然素材ぽくってイメージはいいのですが、まぁー私から言わせれば
最悪の材料です。メーカーは、燃えないと言いますが、火をつけると悪臭をあげて激しく
燃えます。また、住宅で一番、大事な調湿がほとんど期待出来ません。
メーカーは、調湿機能ありと言いますが、セルローズのように数値が公表されていません。
我々が着るウールの服は、羊毛です。ウールの服は、雨の日でも重くなりません。
というよりも撥水効果があります。水をはじくということは、調湿は期待出来ません。
また、ウールの洋服は薬品処理をしているので、動物臭はあり
ませんが、建築材の殆どが薬品処理をしていないため、動物臭がします。
犬アレルギーや猫アレルギーの方が、羊毛断熱を使用している家に入ろうものならば
全身に湿疹が出来るほどの症状が出ます。こうした説明をすると赤塚社長は、自分でも
直ぐに実験をされ、私が言ったことを確認され、直ぐにセルローズファィバーにチェンジ
されました。もし、彼の心が素直でなく自分でやってきた過去だけを重要視したならば、
きっと今の大躍進はなかったのでは、ないでしょうか。
人生、一時が万事です。総ての行動、言動にそうした態度が出ると思います。
自分の過去への執着よりも、未来へのお客様の笑顔を選択された彼の英断、素直さは
とても素晴らしいことだと思います。
素直さは、人にとって最も重要なことではないでしょうか。