伸びる企業

名古屋にブロンコビリーという外食チェーンがあります。
ハンバーグ、ステーキの専門店で、株式上場企業であり、
利益率も業界3位という優良企業です。
この不況の世の中でも毎年売上、利益を伸ばしている超優良企業です。
その会社の利益の秘密を、私の知人がDVD収録したものを先日、見せてもらいました。
その秘密とは、社員を大切にしていることでした。
社員教育になんと年間2億円ものお金をかけているのです。
また、お金だけではなく社長が、すべての社員と真剣に向き合って接していることです。
上場企業のトップといえば一般的に運転手付きの高級車で出勤して、
豪華な社長室でふんぞりかえっている方が多い中、
この会社の社長は自ら電車通勤、社長室はおろかデスクもなく、
社内のあいている場所を転々と業務しておられます。
仕事は、社員が主役だからという考えから、まず、社員の働く環境を
自分よりも先に考えておられるそうです。
もちろん、料理の味もピカイチです。
しかし、そんなことは当たり前だと言われます。
プロだから味が良いのは当たりまえ、味だけではお客様は満足されないということを
当然とおっしゃっていました。
この企業が競争が激しい外食で勝ち続けている意味がなんとなく分かった気がしました。
我々なんかは、少し技術が良かったりすると技術だけにうぬぼれて傲慢になってしまいます。
また、リーダーが常に一番であり部下の言葉に耳を傾けないものです。
成功している企業とそうでない企業の差は、こうした目に見えないソフトの部分にあるのですね。
商品が良くて当たり前、それは最低限に必要なこと。
リーダーの満足よりもお客様とそこに従事する社員や関係者が主役。
勉強になりました。
日々、毎秒、こうした気持ちを持ち続けていなければと痛感させられたDVDでした。
気付きに感謝です。