罪とは、包み隠すことだって

先日、兵庫の方からリフォームの相談を受けて、有馬温泉の近くにあるご自宅まで
訪問させて頂きました。
その御自宅のロケーション、凄かったです。
大坂の夜景が一望出来るのです。
4年前に某ハウスメーカーで、1億を超える金額で建てられた家だと伺いまいした。
しかし、たった4年でリフォームが必要なのです。
原因は、とにかく冬は寒く、夏は暑いということでした。
現場調査してみると、原因は一目瞭然でした。
サッシはアルミで日本製です。
アルミは、熱伝導がかなり高い材質なので、外気温を伝えやすいのです。
また、日本製のサッシは、気密性に乏しく透き間風が入ってきます。
また、屋根裏には薄いグラスウールと言われる断熱効果の少ない断熱材が、
天井の上に乗せてあるだけでした。
とにかく、お粗末な断熱工法だったのです。
以前の私は、こうした現場をみると憤慨していました。
しかし、ハウスメーカーのそうした金儲け主義は、充分、見てきましたので、
訪問の相談を受けた時から、予想はついていました。
その家のオーナー様は、とても素晴らしい人間性の方でした。
その方は、65歳の女性のドクターです。しかし、今現在は、医療行為はしてみえません。
日本の医療行為が、総て嘘だということに、気づかれて、今は漢方を中心に食事、運動または普段の生活までを指導してみえるそうです。
そのドクターは、私にこう言われました。「現代の医学の嘘を知ってしまった。知ったからには、そうした治療は出来ない。また、知ったからには、その嘘を多くの方に教えなければいけない。教えなければ罪になる。罪とは、包み隠すことなの。澤田さんと私は、どこか似てますね。頑張ってください。」と励まされました。
こうした家を見た時は、とても気分が落ち込むものなんですが、この日は、とても心がなごみました。また、とても熱くなりました。
こうした生き方をしてみえる方にお逢い出来たことが、とても嬉しかったのです。
出会いに感謝です。