経営とは

経営者の仕事は、未来への想定をすることが最も

重要だと思います。企業は、ある程度の規模になると

優秀な経営者でも詳細まで把握するのは難しいと思います。

かといって、それを野放しにするわけにはいきません。

私自身も、グループ内に7人もの社長がいます。

総てを把握するのは困難です。しかし、赤字の部署はありません。

それほど能力のない私でも、こうした結果がだせるのは徹底した

未来への想定をしているからです。

特に年間経費と売上のバランス想定には、力を入れています。

力を入れていると言っても、この7つの職種の会議は、月に2時間

だけです。一部門あたり20分にも満たしません。

そうした短時間でも、正しいやり方をすれば利益はだせる

のです。しかし一般的には、役員会議、部門会議、全体会議というように

会議ばかり時間をかけています。それでも、赤字を出す企業はたくさんあります。

時間をかけても利益が出せないのは、リーダーの視点、思考に問題があるのだと

思います。未来への想定思考が間違っているのだと思います。

赤字になってしまってから担当者を責め、弱体してしまってから戦略を

立て直そうとし、良い案を導き出した企業はみたことはありません。

後から慌てふためくよりも、最初からあらゆる事態を想定すべきです。

会議、教育、理念も大事ですが、それよりも大事なことは未来への

想定なのです。それが出来るリーダーでなければいけないのです。

経営とは、リーダーの能力が数字に如実に出るものなのです。

 

手法

昨日のブログの内容を、もっと詳しく教えて欲しいと数人の

方から連絡を頂きました。

ということで、今日は、もう少し詳しく説明させて頂きます。

まず売上が確保出来たのは、住宅以外の賃貸アパートや保育園といった

大型物件が売上の半分を占めていたからです。

また、それらの営業も自社では行わず賃貸管理会社からの

紹介やら、グループ会社の設計事務所が行っていたことから

自社経費は0です。また、住宅もトリプル断熱という徹底した

差別化商品、何度も日本一になった設計を駆使したデザイン

中間マージンを省いた直輸入資材等でのコストダウン等という

ありとあらゆる努力をしたことで、価値ある商品を安価に販売出来た

ことで受注を伸ばしました。

売上を確保した後は、施工をしなければいけません。

これも総て外部の工務店に丸投げをしていました。

丸投げと言えば聞こえが悪いかもしれませんが、施工は

丸投げでも、ちゃんと現場監督が管理していました。

この方式は、下請けの監督に加えうちの監督も管理に

加わることから、二重管理体制となり、ミスが軽減したうえに

一人の監督で10億以上の現場が持てるという好結果を

もたらしました。また、一括外注をすることで経理の仕事は

1/10以下になりました。

それまでは1現場で数百枚もの請求書もざらでしたが、この方式に

してからは10枚にも満たない数のなりました。

経理の仕事も無くなるはずです。他にも、現場で使用する高額な機材

運搬のトラック、各職人への通信費等の総てが激減したのです。

まぁ、このように売上がいくら増えても経費を増やさないという

一般的には考えられない手法を行っていたからです。

だから良い物を安価で売ることが出来、コスパに納得された方が

多数おられたことから、早くたくさん売れ、少数でこなしたことから

当たり前に利益が出たということなのです。

とてもシンプルな手法をしていただけなのです。

 

 

経常利益

工務店は利益が出ない職種と言われてます。

日本全体で3年連続で、1円以上の経常利益を出した工務店は

全体の3パーセント未満だそうです。

いかに工務店経営が難しいか、お分り頂けるかと思います。

ただ、私が経営していた会社は、23年間で1度も赤字はありません

でした。最盛期には、15%もの経常利益を出していたほどです。

こうした結果を出せたのは、徹底したマニュアルを作成し経費を

抑えた事に尽きます。経費の中で、最も大きいのが人です。

人が、増えれば車輌やら携帯電話というハードから保険等の

ソフトまで増えてしまいます。また、それを管理する管理職まで

増えてしまいます。だから、徹底した少数精鋭を心がけていました。

少数という事で、報酬もたくさん払う事が出来、皆の志気も上ります。

また経費が少ない事から売値を抑える事が出来、広告宣伝費に頼らない

経営が出来ました。なんと、その額は35億の売上に対して300万程です。

一般的なこの業界の広告宣伝費は売上の4%が標準と言われています。

また、売値が商品価値と比較して安いことで契約までのスピードも早く

なりビジネスで最も必要とされる時間の短縮が出来ていました。

だから業界で理想とされている粗利30%なんて必要ありませんでした。

他社は粗利30%で決算は赤字に対して、うちは粗利18%に対し経常利益は

15%ですから、売値に対する経費はたったの3%です。

10人で30億強の売上をあげる奇跡を起こせたのも、ひとえに少数精鋭を

徹底したことにつきます。

ただ、あの緊張した経営は、もうやりたくないのも本音です。

 

職人不足

建築業界は、とにかく職人不足です。

職人さんの賃金を削り過ぎたツケがまわってきています。

特に大工、左官といった自然素材住宅を建てるのには

不可欠な職人さんさんが不足しています。

このままでは、手作り住宅は手の届かないものになってしまいます。

味気の無い工業化製品まるけのプレハブ化してしまいます。

こうした職人問題、我々も真剣に考えなければいけません。

未来のためにもなんとかしなければです。

工務店経営

中小企業で利益を出すには、少数精鋭しかないと思います。

特に工務店経営は、大変な業種だけにそれが言えます。

少人数を補う為には、経営者が、朝から晩まで命懸けに経営に

携わるしかないと思います。

私も、工務店を経営していた時代は、朝5時から深夜まで

年中無休で仕事をしていました。

それくらいやって当たり前なのが工務店経営だと思います。

その甲斐あって40億以上もの売り上げを、15人くらいで

こなしていました。少数ということで、経費もかからないことから

販売価格も安く抑えらることから、広告宣伝費なんて、ほぼ0で

も売れるという好循環でした。

建築には、決算をまたぐ売り掛けがありますが、なんと

その売掛けだけで、その年の売上が0でも利益が出ることから

1~2年後の経営戦略をしていたほどです。

贅沢をせず、出来る限りの知恵を絞り、24時間仕事のことを

考え行動するくらいでも足りないの経営だと私は思います。